歯科コラム

2024.06.03

矯正治療終了時に感想文を書いていただいているのですが、その一人一人の感想文を読んで感じた私の感想を述べたいと思います。

患者さんにはほぼ満足した段階まで矯正治療を続けて、最後に終了として保定装置に移行していきますが、終了の目安の大半は、御自身の満足感に置いています。その時、感想文を書いてもらっていますが、それは私が満足感を言葉で聞いているものを大きく上回って満足を表明してもらって、驚くほどといっていいぐらい私の予想を上回っていました。

矯正治療をやろうと決意するまでの躊躇や不安(本当に歯が動くのだろうか)、痛くないのだろうか、こわくないだろうか。たくさんの不安材料を乗り越えてきた経過がわかりました。

マウスピースで本当に歯が移動するのだろうかといった疑心暗鬼を持ったままスタートした方や、痛みに対する恐怖をもったままスタートされた方等様々でした。人生が変わったとか、毎日が楽しくなったとか、思い切り笑えるようになったとか、手で口を隠さずに話ができるようになったとか、患者さんの人生に関与してよい方向に向かって行ってもらっているということを感じると同時に、これからも満足のいく治療を続けるようにしなければならないという感を強くしました。

またこれからの矯正終了時に書いてもらう感想文に対する感想を乗せていきたいと思います。