歯科コラム

2021.10.14

「インビザラインと歯ぎしりの関係について知りたい。」
歯科矯正でインビザライン矯正を検討中の方で、このようにお思いの方はいらっしゃいませんか。
そこで今回は、インビザラインと歯ぎしりの関係について解説します。

インビザラインと歯ぎしりの関係とは

インビザライン矯正で上側と下側にマウスピースをつけている際、少しだけ歯ぎしりをするぐらいでは壊れません。
しかし、歯ぎしりが癖になってしまっている方の場合は注意が必要です。
なぜなら、人間の歯を食いしばる力は非常に強く、マウスピースがその力に耐えられずに壊れてしまう場合があるからです。
具体的には、一般的に目一杯歯を食いしばった際の力は平均で70キログラムあるとされています。
これは体重ぐらいの力がありますね。
また、寝ている際の歯ぎしりは顎の骨に500キログラム以上の負担をかけるとされています。
このようなことから、歯ぎしりが癖になっている方の場合、マウスピースへの負担が大きくなってしまうとされており、マウスピースが壊れてしまう原因になってしまうのです。
さらに、歯ぎしりの種類は主に3つあります。
1つ目は、グラインディングです。
これは、ギリギリとした音が発生しているように上と下の歯をこすり合わせるものです。
一般的に想像されている歯ぎしりはこれに分類されます。
2つ目は、クレンチングです。
これは、目一杯力強く噛みしめるものです。
1つ目のとの違いは歯をこすり合わせないことから音がしないことが挙げられます。
ストレスを抱えている場合などに発生します。
3つ目は、タッピングです。
これは、上と下の歯を開け閉めさせてカチカチと音がなるものです。
このように、歯ぎしりには上記のような種類があり、いずれにしてもマウスピースに対して良い影響は与えません。

歯ぎしりがマウスピース治療に及ぼす影響とその対策とは

ここまで、インビザラインと歯ぎしりの関係について解説しました。
では、歯ぎしりがマウスピース治療に及ぼす影響とその対策とは何でしょうか。
そこでここでは、その影響と対策について解説します。
基本的に歯ぎしりは睡眠中など無意識のうちに行われる場合が多く、割れることがありましたよね。
対策することは難しいですが、顔のマッサージをするとある程度の予防ができます。
また、割れてしまうと効果を発揮しなくなってしまうため、マウスピースに破損が見つかった際は、すぐに修理をするようにしましょう。

まとめ

今回は、インビザラインと歯ぎしりの関係、歯ぎしりがマウスピース治療に及ぼす影響とその対策について解説しました。
歯科矯正でインビザライン矯正を検討中の方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。