歯科コラム

2020.02.01

「マウスピースでの矯正を考えているけど、どれくらい時間がかかるか知りたい。」
「気になる部分だけの矯正でかかる時間が知りたい。」
このようにお考えの方多くいらっしゃいますよね。
しかし、歯科矯正について詳しい方は少ないですよ。
そこで今回は、歯科矯正にかかる時間について解説します。

矯正する範囲による矯正時間の違い

全ての歯を矯正する場合

全ての歯を矯正する場合は、一般的に1年から3年ほどかかります。
歯を動かす距離や本数、歯の状態によってかかる期間は異なるため、注意しましょう。

一部分のみの矯正にかかる時間

前歯だけや気になる部分のみの矯正であれば、1年以内に終わることもあります。
部分矯正であっても、本数や上程によって矯正にかかる時間は異なるため注意してください。

抜歯や虫歯治療が必要な場合

歯が横一列に並べない場合に、スペースを空ける目的で抜歯をするケースがあります。
抜歯の治療が終わってから矯正治療が開始するため、治療期間も伸びますね。
また、虫歯の場合も同様で、虫歯の治療後から矯正の治療が始まります。
少しでも早く矯正治療を終わらせるために、虫歯などの日々の生活で防げる病気には注意しましょう。

矯正治療の期間が早まる場合と遅れる場合

矯正治療が早く終わる場合

歯の移動には、歯の周囲にある組織の新陳代謝が関係しています。
新陳代謝によって歯を支える骨の再形成の速度が異なるため、新陳代謝が高いと治療期間も短くなります。
また、歯医者さんの技量によっても治療期間が短くなる場合があります。
口コミなどを参考にして信頼できる歯医者さんを探しましょう。

矯正治療が長引く場合

抜歯や虫歯の治療が必要な場合は、これらの治療後に矯正治療を始めるため、治療期間は長引いてしまいます。
また、矯正治療後の保定をおろそかにしてしまうと治療が長引きます。
矯正された歯は元の場所に戻ろうとするため、矯正後も保定期間といって歯の状態を安定させる期間があります。
最後まで気を抜かず、治療に専念しましょう。

まとめ

今回は、歯科矯正にかかる時間について解説しました。
マウスピース型カスタムメイドマウス矯正歯科装置(インビザライン)の治療時間についてご理解いただけたでしょうか。
矯正の時間には個人差があるため、歯医者さんと相談してご自身にあったペースで治療しましょう。
※マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)は、薬機法対象外の矯正歯科装置であり,医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。