歯科コラム

2020.03.03

「矯正中の口内炎が心配。」
歯科矯正をお考えの方で、このように矯正中の口内炎を心配する方は多いのではないでしょうか。
すでに矯正中の方が「口の中が痛い」と言っているのをよく耳にします。
矯正中の口内炎はどう対処したらよいのでしょうか。
今回は、なぜ矯正中に口内炎が起きるのか、その原因と対策をご説明します!

口内炎には幾つか種類がある

口内炎は、口の中で起こる炎症をまとめて口内炎と言いますが、幾つか種類があるのをご存知ですか?
その中でも矯正器具によって起こる口内炎には代表的なもので言うと2つあります。
カタル性口内炎とアフタ性口内炎です。
アフタ性口内炎とは、赤く腫れ、味覚が感じにくくなったり、唾液の分泌量が増えたりする症状です。
また、カタル性口内炎とは、白い水ぶくれのようなものが口の中の粘膜にできるもので、ヒリヒリとした痛みがあります。
なぜ、口内炎ができるのでしょうか。

なぜ矯正器具をつけると口内炎ができる?

矯正器具は、外部からの刺激によって外れてしまったり、破損してしまったりする可能性があります。
また、人とぶつかったり、ボールが顔にあたったりしたことによって矯正器具が口の粘膜を傷つけてしまう可能性もあります。
このような時は、放置せずに歯医者に診てもらいましょう。
粘膜の中の傷は放置していても治りますが、その傷が化膿してさらに炎症を広げてしまうことがあります。

口内炎対策はどのようなものがある?

まずは、矯正器具を調整してもらうことをおすすめします。
他には、口内炎用の薬は、薬局に売っていますので、そちらを塗布する方法です。
また、矯正用の口の中を傷つけないためのワックスがありますので、歯医者から処方してもらうこともおすすめします。
口の中を綺麗に保っておくことも大切です。
市販で売られているうがい薬を定期的に使ってみると良いでしょう。
口内炎は、もともと日常生活の乱れからくるものも多いです。
栄養バランスの良い食事を心がけ、適度な運動と質の良い睡眠を心がけるようにしましょう。
食事は、できるだけ香辛料などの刺激が多いものは避けると良いかもしれません。

まとめ

以上、今回は矯正器具によって起こる口内炎の原因とその対策をご説明しました。
矯正器具によって口内炎がひどい場合は、できるだけ早めに歯医者に相談することをおすすめします。
当クリニックは、最先端の歯科矯正治療システムを用いたシステムを導入しています。
治療を躊躇せず、一度気軽にご相談にいらしてください。