歯科コラム

2020.03.28

矯正を始めて、金属アレルギーが発覚する場合が少なくありません。
歯科矯正トラブルのひとつでもあります。
しかし、金属アレルギーの方でも、歯科矯正を受けられます。
では、早速金属アレルギーの方の歯科矯正について見ていきましょう。

歯科矯正で金属アレルギーが出る理由

装置に金属が使われている場合が多いからです。
歯科矯正では、金属の加工がしやすい点や耐久性が高い点から、金属が多く使われています。
金属は、唾液によって溶ける性質がありますよね。
溶けた金属が体に入り込み、体が異物と判断し体を守ろうと抗体が過剰に反応して、アレルギー症状が出るのです。

歯科矯正のアレルギー反応は、口の中だけに現れると思われがちですが、実は違うのです。
歯科矯正による金属アレルギーで、肌がカサついたり、皮膚が腫れ上がったりするケースも報告されています。
「最近、肌の調子が変わった。」
「なんだか肌が痒いと思うことが増えた。」
このような体の変化は、歯科矯正による金属アレルギーの症状かもしれません。
普段金属のネックレスをつけていて、金属アレルギーの症状が出ていないからと言って安心はできません。
歯科金属アレルギーの可能性もあります。
体に違和感が現れた際には、歯科金属アレルギーを疑ってみてくださいね。

金属アレルギーでも歯科矯正はできるの?

歯科矯正では、金属が多く使われています。
しかし、安心してください。
金属アレルギーの方でも安心して歯科矯正を受けていただける方法があります。

歯科矯正でよく行われるワイヤー矯正は、歯に板状の金属を取り付けるでしょう。
金属アレルギーの方には、代わりにプラスチックを使えます。
また、プラスチック製だと、透明なので目立つ心配もありません。

また、金属をコーティングする方法もあります。
他には、チタンで代用する方法もあります。
チタンは、金属ですがアレルギーを起こしにくく人間の体に馴染みやすいです。
金属アレルギーだけど、チタンなら大丈夫な方も多いです。
最近は、安心して金属アレルギーの方でも歯科矯正を受けられる工夫がされています。
あまり金属アレルギーだからといって心配しなくていいでしょう。

まとめ

金属アレルギーの方でも、歯科矯正を受けられます。
事前に金属アレルギーと分かっている場合は、初診の際に医師にお伝えくださいね。
当院では金属アレルギーの方でも安心して治療を進められます。
神戸で歯科矯正をお考えの方は、ぜひ当院へお越しください。