歯科コラム

2021.04.09

「幼い頃は気にならなかった歯並びをなんとかしたい。」
「大人でもインビザラインはできるのか。」
このようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか。
実際、大人になってもインビザラインなどの歯列矯正は可能です。
そこで今回は、インビザラインの年齢制限と大人が歯列矯正をするメリットについて解説します。

インビザラインは何歳までできる?

近年、認知が拡大しているインビザラインについて何歳まで受けられるのかを気にしてる方は、多くいらっしゃいます。
インビザラインを含めた歯列矯正について、基本的に年齢制限はありません。
歯列矯正は、歯根膜と呼ばれる組織の性質を利用し歯を動かします。
そのため、歯根膜や歯本体、歯茎に異常がなければ、何歳になっても矯正が可能です。

ただし一般的には、40歳くらいまでに行うことが理想とされています。
その理由として、顎の骨が健康であるのがこの年齢あたりまでということが挙げられます。
そのほか、40代から歯周病や虫歯のリスクが増えることも理由の1つです。
もちろん、これらはあくまで理想で、40歳を過ぎても始められる方はいらっしゃいます。

インビザラインは、1回の歯型取りで全段階のマウスピースを作製できることが魅力ですが、歯周病や虫歯などで歯の形が変わると、一からやり直しになる可能性があります。
そのため、インビザラインは40歳まで、もしくは歯周病等の治療を終えてから矯正を始めましょう。

大人が歯列矯正を行うメリットとは?

歯の見た目が良くなる

これは当然のメリットですが、歯列矯正によって歯の見た目は良くなります。
歯並びにコンプレックスを抱えている方や滑舌が気になる方は、悩みを解消できますね。

虫歯や歯周病の予防

歯並びが悪いと歯間に歯ブラシが届かず、十分に歯磨きができません。
それが原因で除去されなかった汚れが、虫歯や歯周病を引き起こすかもしれません。
歯並びを改善することで歯磨きがしやすくなり、口内環境を清潔に維持できます。

スケジュールを立てやすい

大人の歯列矯正は成長過程による影響を受けないため、施術のスケジュールを立てやすいです。
特にインビザラインは、永久歯に生え変わってからの施術が理想とされているため、むしろ好都合と言えるでしょう。

このようなメリットがある一方で、矯正中の見た目や痛みなどの懸念点を踏まえることも大切です。
これらを総合的に考えて、歯列矯正を検討してください。

まとめ

以上、歯列矯正の年齢制限と大人が歯列矯正をするメリットについて解説しました。
大人になってから歯列矯正をしても遅くはありません。
今回の記事を参考に、インビザライン等の矯正を検討してみてください。
当院では、歯並びが気になる方のご相談を随時受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。