歯科コラム

2021.04.13

インビザラインに興味がある方はいらっしゃいませんか。
歯列矯正をするにあたって、矯正装置を取り付けることをご存知の方は多いですよね。
しかし、矯正装置を外した後、リテーナーと呼ばれる装置をつける必要があることはご存知でしたか。
今回は、インビザラインをしたい方に向けてリテーナーについて解説します。

リテーナーとは?

リテーナーとは、矯正後の歯並びの状態を保定する役割の装置です。
一般的に、矯正装置を取り外した直後は、歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が発生します。
これを放置しておくと、せっかく綺麗にした歯並びが元に戻ってしまいます。
リテーナーには、後戻りを防ぐ効果があり、歯列矯正には欠かせない装置と言えます。

それでは、リテーナーはどれくらいの時間や期間つけておく必要があるのでしょうか。

後戻りは、矯正装置を外した直後から約半年間に最も起こりやすいです。
そのため、この期間はリテーナーを1日約20時間つけておく必要があります。
なお、リテーナーの種類によっては食事や歯磨きの際に取り外せます。

また、リテーナーは基本的に2年ほど装着します。
つけて間もない頃は、1ヶ月に1回程度通院する必要がありますが、徐々に通院の間隔を空けていきます。
そして、2年が経過した時点で歯が安定したことが確認されれば、矯正完了となります。

リテーナーの種類を紹介

リテーナーには、大きく2種類あります。
以下に、それぞれの特徴を紹介しましょう。

可撤式(かてつしき)

可撤式は、取り外しができることが特徴です。
代表例として、ベッグタイプやホーレータイプが挙げられます。
これらは、口を開けるとワイヤーが見えてしまいます。
一方で、透明のマウスピースタイプは、矯正の様子が目立ちません。
着脱に苦労しますが、食事や歯磨きの際に外せるため口内環境を清潔に保ちやすいです。

固定式

固定式は、その名の通り装置を歯に固定することで保定します。
針金を歯の裏側に取り付けるフィックスタイプが代表例です。
歯の裏側にあるため、正面から矯正している様子が見えません。
一方、針金の周囲には汚れが溜まりやすく、丁寧な歯磨きが求められます。
また、歯科医院での定期的なクリーニングも必要です。

まとめ

以上、リテーナーの概要とその種類について紹介しました。
リテーナーは、歯列矯正の仕上げとして非常に重要な役割を担っています。
今回の記事を参考に、リテーナーに関する理解を深めましょう。
当院では、歯列矯正をしたいお客様のご相談を受け付けております。
歯並びが気になる方は、お気軽にご相談ください。