歯科コラム

2021.09.13

「インビザライン矯正で受け口は治せるのか知りたい」
受け口にお悩みの方の中には、このような悩みをお持ちの方はいらっしゃると思います。
そこで今回は、インビザライン矯正で受け口は治せるのかどうかについて解説します。
インビザライン矯正で受け口を治したい方は、参考にしてみてください。

受け口の原因とは?

まず、インビザライン矯正で受け口は治せるのかについて紹介する前に、受け口の原因について確認しておきましょう。

1つ目は、親からの遺伝です。
顔の輪郭は、特に上半分はほとんどが遺伝だとされています。
下半分のあご先は遺伝の影響を受ける場合もありますが、下あご全体の形は先天的なものではなく後天的な部分が多いです。

2つ目は、最初に生えてきた前歯の位置の問題です。
子どもは6才前後で前歯が生えはじめますが、その際に前歯の位置が逆になってしまうことがあります。
この場合には、噛み合わせが逆の状態で発達してしまうので、受け口になる可能性が出てきます。

3つ目は、上あごの発達が十分でないことです。
一般的には、上あごが発達してその後に下あごが発達していきます。
その際に、上あごの発達が十分でなければ、下あごの方が大きくなり、その状態で発達が進みます。
これも、受け口になる原因だと言えるでしょう。

4つ目は、舌が短いことです。
上あごは、舌が触れることによって押されて発達していきます。
しかし、舌が短ければ上あごに触れて押せず、上あごの発達が不十分になる場合があります。

5つ目は、口呼吸をしていることです。
口呼吸をすると、鼻や鼻骨の機能が十分ではないです。
この場合、鼻と上あごの骨の動きは連なっているため、上あごの発達不全につながります。
その結果、下あごの方が大きくなってしまうのです。

インビザライン矯正で受け口は治せるの?

次に、インビザライン矯正で受け口は治せるのかどうかについて解説します。

結論から言うと、重度の受け口の場合は治せないことがあります。
詳しく説明すると、歯の位置が問題である受け口といった軽度のものであれば、マウスピースを装着することで歯を内側へと戻していき、治療できるケースもあります。
しかし、骨格が原因である重度の受け口の場合には、インビザライン矯正だけでは治療ができないこともあるので注意しましょう。

まとめ

今回は、受け口の原因と、インビザライン矯正で受け口は治せるのかについて解説しました。
受け口が深刻な場合はインビザライン矯正では、治療できない場合があるので注意しましょう。
軽度の受け口であれば治療できるケースもあるので、お困りの方は一度当社までお問い合わせください。