歯科コラム

2021.09.28

「インビザライン矯正中に口の中が臭う原因について知りたい。」
このようにお思いの方はいらっしゃいませんか。

また、その臭いに対する対処法も把握しておきたいですよね。
そこで今回は、インビザライン矯正中に口の中が臭う原因と対処法について解説します。

インビザラインのマウスピースが臭う原因とは

マウスピースが臭う代表的な原因としては、マウスピースを正しくお手入れしないことが挙げられます。
なぜなら、正しくお手入れしなければ雑菌が繁殖するからです。
口の中には雑菌が多く、マウスピースを取り付けることにより、その菌がマウスピースにも移ってしまいます。
さらに、この雑菌は繁殖しながら嫌な臭いを出します。
また、マウスピースを日頃から使っていると表面に細かい傷がつきます。
その傷の溝の奥に雑菌が入り込み、臭いの原因にもつながってしまうのです。
加えて、マウスピースを外して放置すると、唾液が石灰化します。
その結果、マウスピースは白くなり、臭いも当然強くなります。
以上のことから、臭いを防ぐためには適切にお手入れをすることが大切だと言えるでしょう。
しかし、このようなことを聞くと「マウスピースだけが臭いの原因になっているんだ」とお思いになる方はいらっしゃるかもしれません。
実は、マウスピースだけが臭いの原因ではありません。
例えば、矯正中は普段よりも口内の臭いが強くなることも、臭いの原因として挙げられるでしょう。
具体的には、口内には、口の中を洗浄するために常に唾液が分泌されています。
マウスピースでカバーされている部分は唾液のその効果の影響を受けません。
その結果、口が乾燥しやすくなったり、雑菌が繁殖しやすくなったりします。
そのため、臭いを抑えるためには、矯正中にはマウスピースのお手入れだけでなく、口内のケアも行う必要があります。

インビザライン矯正中の口の中の臭いへの対処法とは

インビザライン矯正中の口の中の臭いへの対処法としては、以下のようなものが挙げられます。
・マウスピース洗浄剤で洗う
・乾燥した状態で保管する
・歯磨きをしっかり行う
・ 唾液の分泌を促す
特に、マウスピースは正しくお手入れしないと雑菌が繁殖するので、洗浄剤で洗ったり乾燥した状態で保存したりすることが大切です。
また、矯正中はどうしても唾液が分泌されづらくなるため、歯磨きを適切に行う、唾液の分泌を促すためにこまめに水分を取る、ガムを噛む、唾液腺のマッサージを行うことをおすすめします。

まとめ

今回は、インビザライン矯正中に口の中が臭う原因とそれに対する対処法について解説しました。
インビザラインは、正しいお手入れをしなかったり口内ケアをしなかったりすると雑菌が繁殖して臭いの原因になるので、臭いが発生した際には今回ご紹介した対処法を参考にして対処しましょう。