歯科コラム

2021.12.10

「インビザラインを付けると頭痛がしやすくなるって本当なのかな」
矯正中は歯が移動する痛みを感じる方が多いですが、まれに歯の痛みだけでなく頭痛も伴う方がいます。
今回はインビザラインで頭痛は起きるのか、頭痛がしやすいタイミングについて紹介します。
ぜひ参考にしてください。

インビザラインで頭痛は起きるのか

矯正中は歯が移動する痛みや不快感などから知らないうちに歯を食いしばっていることがあります。
そのため、肩や首、顎の周りの筋肉が緊張して血流が悪くなり、筋緊張性の頭痛や肩こりに繋がるケースがあります。
この頭痛は頭全体や後頭部から首にかけて圧迫感があることが特徴です。
一方で、片頭痛はズキズキとした拍動痛があり、吐き気を伴う痛みで日常生活にも支障をきたすことがあります。
しかし、この痛みの場合は軽度から中度であるケースが多く、日常生活に支障が出ることはほとんどありません。

頭痛がしやすいタイミングとは

ではインビザラインで頭痛が起こりやすいタイミングとはいつなのでしょうか。
以下では、5つのタイミングを紹介します。
1つ目は、ゴム掛けをした時です。
かみ合わせを治すために小さな輪ゴムを上下顎に掛けることがあります。
歯の根元に矯正力が加わり食いしばりが起きやすくなるため、痛みや頭痛を感じやすくなります。
2つ目は、マウスピースの装着や交換の時です。
インビザラインでは、マウスピースを大体1から2週間ほどで取り替えます。
1回で動かす量は最大0.25ミリですが、新しく歯が動くため初めて装着した際や新しいものに交換した際は食いしばりが起こりやすくなり、頭痛を引き起こすことがあります。
3つ目は、朝起きた時です。
寝ている間は歯ぎしりや食いしばりが起こりやすく頭痛を引き起こしやすいです。
4つ目は、硬いものを食べた時です。
硬いものを食べると当然歯に大きな力がかかります。
矯正中は特に根が不安定ですのでその力が刺激となり、頭痛になることがあります。
5つ目は、精神的ストレスが大きい時です。
精神的ストレスが大きくなると交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。
その結果、痛みを感じやすくなるのです。

まとめ

インビザラインで頭痛は起きるのか、頭痛がしやすいタイミングについて解説しました。
インビザラインは緻密性が高いという特徴があります。
歯科矯正をお考えの方はぜひインビザライン矯正でキレイな歯を手に入れましょう。
インビザライン矯正に興味のある方はぜひ一度当社までご相談ください。