「インビザラインを装着したまま炭酸水を飲んでも良いのかな」
歯科矯正をお考えの方でこのようにお思いの方はいらっしゃいませんか。
色のついた飲み物は飲まない方が良いのは多くの人が知っていますが、炭酸水ではどうでしょうか。
今回はインビザライン装着時に飲んで良いものと悪いものを改めて解説します。
インビザライン装着時に飲んで良いものについて
運動後の水分補給や友達とおしゃべりしながらなど、飲み物を飲む機会は多岐に渡ります。
飲み物を飲むだけで、器具を外すのは面倒というのが本音ですが、知識を持たずに過ごすと後悔します。
飲み物も食べ物も同じように、器具を使用しながらお口に入れられるものには限りがあります。
基本的には、マウスピースを装着した状態で飲んでも良いものは、「水」だと覚えておいてください。
インビザライン装着時に飲んではいけないもの
ではインビザラインの使用中に飲んではいけない飲み物として何があるのでしょうか。
以下で3つ紹介します。
1つ目は、酸性の強い飲み物です。
酸性の強いものは虫歯の原因となるため、マウスピースを使用した状態で飲むことはオススメできません。
これはお口の中の状態が酸性に傾いた状態が継続ことで、虫歯になりやすい環境になるためです。
いつものお口の中はpH7の中性で維持されています。
飲食をすれば虫歯菌が出す酸性により傾くものの、唾液により中性になります。
しかし装着した状態では唾液による洗浄作用や中和作用の効果が得られにくくなります。
そして中性になるまでに時間を要することから虫歯になりやすいのです。
私たちの口の中はpH5.5でエナメル質が溶け始めると言われています。
炭酸水ではpHが2.2から4ほど、スポーツドリンクではpHが3.5から3.8ほどで、乳酸菌飲料ではpHが3.4から4.0くらいになります。
これらは全てエナメル質が溶けるには十分な数値と言えるでしょう。
これらの飲料水を飲む場合は外してから飲んだ後、歯磨きをしてから装着するのがベストです。
2つ目は、甘い飲み物です。
甘い飲み物には少なからず糖分が含まれており、マウスピースを使用したまま飲むと、器具の中に糖分が溜まってしまいます。
これは虫歯に栄養を与え続けているような状態ですので、当然虫歯になりやすくなります。
先程と同様に、外してからのみ、歯磨きをしてから装着するようにしましょう。
3つ目は、色の濃い飲み物です。
お茶やコーヒーにはタンニンやポリフェノールが含まれており、着色する恐れがあります。
器具はプラスチックでできているため、簡単に変色してしまいます。
さらに歯とマウスピースの間に入り込んでしまうと、歯にも着色してしまうことがあります。
摂取後はうがいをしてから着色を防いでみてください。
まとめ
インビザライン装着時に飲んで良いものと悪いものについて解説しました。
インビザライン矯正をする際は今回の記事を参考に着色や虫歯を防ぐようにしてくださいね。
歯科矯正でお困りの方は一度当社までご相談ください。