歯科コラム

2022.02.09

「インビザラインでズレが起きたらどうするの」
インビザラインでズレや浮きが起こったという話を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はインビザラインのズレが起こる原因や対処法について紹介します。
ぜひ参考にしてください。

ズレの原因について

まずはズレが発生した時に考えられる原因を3つ紹介します。

1つ目は、アライナーをつけている時間が足りないことです。
アライナーは1日20時間以上つける必要がありますが、これが守られないとだんだんと歯がズレてきます。
これが何度繰り返されると、最終的にアイラナーがはまらないということもあります。
マウスピース矯正では、毎日の積み重ねが重要です。

2つ目は、アライナーを頻繁に取り外すことです。
アライナーは柔らかいもののプラスティックでできており、歯に包むようにはまっています。
そのため、外す際はアライナーが開くような形で外れます。

つまり取り外ししすぎると、この変形が戻らなくなり歯を移動させる力が弱まることになります。
動かす力が弱いと予定通りに歯が動かず、ズレが大きくなることがあります。

3つ目は、元々形がズレやすいことです。
先程マウスピースは歯を包むようにフィットするものであることを紹介しました。
歯の形には個人差があり、包み込みやすいものもあれば、そうでないものもあります。
歯の形を変えることは難しいため、移動の仕方や順序、アタッチメント形状といった方法によって治療計画を立てます。

ズレが起こった際の対処法とは

ここまででズレが起こる原因について紹介しました。
実際に治療途中にズレが起こってしまった場合は新しいものに交換する前に原因を突き止めます。
ズレが発生している箇所はそのまま交換をしてもズレがおさまることはありません。
むしろ新たなものに交換をすればズレがより大きくなります。

マウスピースの取り扱いが原因のズレの場合は装着時間や取り扱いの改善によりズレがおさまることが多いです。
さらにこの場合は一部の歯が合わないというより、全体的にマウスピースが浮いた感じになる特徴があります。
また、歯の形そのもが、ズレの発生を起こしやすいケースではその歯にアタッチメントを設置するなど工夫をすることもあります。

まとめ

インビザラインのズレが起こる原因や対処法について解説しました。
インビザラインのズレを放置すると、計画通りに歯が動かず、治療が遅れてしまうことがあります。
ズレ以外にも歯科矯正に関して不安な点がある方はぜひ当社にご相談ください。